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強めの北風に首をすくめて歩く人たち=2024年11月7日午前8時21分、東京・渋谷、菊池康全撮影

 気象庁は7日、午前10時54分に東京都心で最大瞬間風速13・7メートルの北西の風を観測し、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹いた、と発表した。昨年より6日早い。

 強い寒気が流れ込み、午前6時に都心で12・7度で観測するなど、都内17観測地点のうち、12地点で今季最低を記録。全国915の観測地点でも279地点で今季最低だった。午前11時時点で、青森県酸ケ湯では25センチ、札幌市でも4センチの積雪が観測されている。

 木枯らし1号の発表基準は、東京の場合、最大風速8メートル以上の北風などの条件があり、発表されない年もある。

 気象庁によると、寒気の影響を受けにくく、11月は全国的に平年より高くなる見通し。ただ、今年は「冬らしい冬」になる見通しで、北日本から西日本の太平洋側で降雪量が多くなるところもあるという。(力丸祥子)

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